特車申請の新制度

特車申請の限度超過車両の新制度とは?

令和3年7月13日 国土交通省より特車通行許可申請の新制度について発表が
ありました。限度超過車両の新制度の運用詳細は下記の通りです。

 

1,概要
新たな制度では、出発地と目的地を入力すれば通行可能な経路をすべて自動で
検索されて表示されます。ドライバーは表示された経路であれば許可なく通りたい
ところを通行できる、といったシステムです。

 

2,具体的な内容について(国交省発表の資料より抜粋してお伝えします)
現行の制度では、通行許可申請できるのは1つの経路ごとです。
大型車誘導道であれば自由に通行できる「特車ゴールド制度」もありますが、
今回行われる新制度ではより利便性を高めたものといえます。

 

利用者は出発地と目的地、その他必要な情報を入力の上クリックすれば即時に
通行可能な経路が表示されるものとしています。

 

1・車両情報を登録します(最初の1回のみでOK)     特車申請,新制度,行政書士
※入力する情報は 車両情報・ETC2.0登録・積載重量の把握

 

2・経路の検索(ウェブでできます)
  出発地・目的地・重量を入力します
※従来のように経路の入力は不要 その場で確認できます

 
特車申請,新制度,行政書士

 

     回答を受けた経路を通行することができます。

 

現行の制度では1申請で1つの経路しかできませんが、
この新制度では車両に応じて通行できる経路がすべて表示され
利用者はどの経路を通っても良いとされます。
新制度が「通行許可」ではなく「通行可能」と表現しているのは
「この道路なら通っても良い(許可)」というのではなく、
「通れる道路はこれだけありますのでご自由にどうぞ」といった感じでしょうか。

 

>国土交通省 特車申請 新制度のページはこちらからどうぞ

 

 

 

 

登録有効期間と手数料

(1)車両登録
最初の1回だけ車両情報の登録が必要になります。
1申請(1台・トラクタ単位)につき5,000円で5年間有効です。
トレーラーは登録不要です。

 

(2)確認手数料(経路検索の手数料)
@2地点間の主経路、渡り線を含んだ代替経路(双方向)を同時に含みます
1確認あたり600円
A1つの都道府県内に限定した検索
1確認あたり400円
※連接都道府県をづ叔父に確認する場合、確認する件数に応じて減額されます。
5県目からは300円/県、15県目からは200円/県

特車申請 新制度の注意点

(1)現時点では国内のあらゆる路をカバーできていない
システム上、情報がデータ化された道路については把握できるのですが、
各自治体管理の道路ではデータ化が進んでいないところもあり、
現在積極的に拡大している段階です。
令和3年7月13日公表のQ&Aによると、新制度の利用見込みはこの時点で現行制度の
約4割とのことでした。

 

(2)未収録道路や個別協議が必要な場合はカバーできない
この場合は現行制度を利用するか、窓口での申請ということになります。

 

大まかには以上のようになりますが、細かいところはこれから作り込んで行く段階
であり、最終的にはどんな形になるのかはこれから明らかになってきます。

 

特殊車両通行許可申請については こちらをクリック

 

 

 

 

 

 

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